日本農林規格(JAS)機械等級区分構造用製材について 1

2018/03/26

 

住宅建材でもありますSSD材を取り扱わせていただいております弊社ですが

 

このSSD材は、国産材から製造されましたJAS製材品であります

 

 

本日はまだあまり皆様方に十分にお伝えできていない

 

JAS製材についてのお話となります

 

 

木材で作られました建材には

 

木材の割合、製造方法、使い方などにより、多くの種類があります

 

 

木材を単に製材して無垢材のまま使用するものが「製材」という

 

もっとも加工度が少ない建材の規格です

 

 

 

 

このような建材は、農林水産省が定められております

 

「日本農林規格(JAS)」により規格が定められております

 

 

一方木材を蒸気で柔らかくした上で繊維を解きほぐし

 

その後接着剤などで固めた「ファイバーボード」と呼ばれます建材は

 

加工度の高い製品となり

 

「日本工業規格(JIS)」により規格が定められています

 

 

 

 

さて製材には、建築物の造作

 

すなわち外観の美観が求められます、仕上部用の「造作用製材」と

 

 

建築物の構造耐力上主要な部品に使用

 

いわゆる柱、梁などの力が加わる場所に使用しますための

 

「構造用製材」の2種類、その他の製材があります

 

 

この、構造用製材は、製材品の欠点であります

 

節などの欠点を目視、すなわち人が見て木材の等級を区分いたしました

 

「目視等級区分構造用製材」と

 

 

機械によりヤング係数という木材の強度を測定し

 

木材の等級を区分いたしました

 

「機械等級区分構造用製材」の2種類があります

 

 

この機械等級区分構造用製材とは製材1本ずつを

 

グレーディングマシンという機械により強度を測定し

 

 

 

 

 

個別の強度を明示したものとなります

 

 

このため、機械等級区分構造用製材品を使用いただきますと

 

建築物の構造計算が可能となり

 

 

地震などに強い建物の建築が可能となります

 

 

弊社が取り扱わせていただいております

 

SSD球磨杉Jポスト&ビーム(柱と梁)は

 

 

 

 

 

 

国産材の熊本県球磨地域の球磨杉を原材料といたしました

 

 

 

 

 

日本農林規格に規定されます機械等級区分構造用製材品

 

でありますが

 

 

この機械等級区分構造用製材品の製材品全体に占めます流通割合はまだ低く

 

国産材の機械等級区分製材品は希少な製材品となっております

 

 

さらにSSD材は反りにくく

 

そのために芯去り製材がしやすく

 

構造材でありながら節が少なく化粧性も高いこと

 

 

これにつきましては、ここまでお読みいただいた皆様は

 

よくご存知ですね

 

 

さて、今回皆様に日本農林規格機械等級区分構造用製材という

 

この長くて、何回お読みいただいてもわかりにくい

 

お話とさせていただいたかと申しますと

 

 

この後はまた長くなりますので

 

4月以降にお伝えいたします

 

 

 

SSD(SSD材)プロジェクトメンバー

 

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