The last summer 大阪木材会館

2018/08/06

 

住宅建材でもありますSSD材を取り扱わせていただいております弊社は

 

大阪府木材連合会会員であります

 

 

本日は、大阪での木材利用推進の中心施設であります

 

大阪木材会館のお話となります

 

 

大阪メトロの西長堀駅を降りて東側に歩きました緑道内に

 

「大阪木材市売市場発祥の地」の石碑がありますが

 

これは大阪市西区制百周年記念として建立されたものです

 

 

 

 

 

 

 

その横には、1622年頃に

 

土佐藩の申請により材木市が始まり

 

 

その後日向、紀州、阿波、尾張など全国各地の材木が集まり

 

全国各地の材木を扱う店が軒を並べたと記載されています

 

 

 

 

 

木材市場の歴史は長く

 

西日本にある木材の大産地からの木材が

 

天下の台所である大坂の

 

この場所に集まってきたことが良くわかります

 

 

 

これら石碑を眼下に望む場所に

 

大阪木材会館は位置しております

 

 

 

 

 

会館の入り口を入りますと

 

看板に隠れておりますが、大きな桧材が置かれており

 

 

 

 

 

その横に

 

 

この建物近くの白髪橋の名称は

 

高知県石鎚山系白髪山産の桧材で橋を架けたため

 

その名称になったとの伝承が書かれています

 

 

 

 

 

 

昔は大きな建造物は木材で造られていたのですね

 

 

入口正面には、大阪府木材連合会が

 

京都大学防災研究所との共同特許を取得された

 

壁柱の原寸模型が置かれています

 

 

 

 

 

地震に対しましては

 

建築物の耐震等級が定められていますように

 

「耐震」という概念で規定されておりますが

 

 

壁柱の場合には、固定されていない複数の隣接する木の柱がずれて

 

地震の力を逃がし、40cm変形しても元に戻るという

 

 

「吸震」工法になっておりますので

 

 

通常の柱材を活用しながら

 

住宅の倒壊を効率的に防ぐことが可能となっています

 

 

また、この壁柱を木造公共建築物に活用いたしますと

 

木造化の場合、原則、建築工事費の15%以内の補助率が

 

50%以内に増高いただける支援が開始されております

 

 

帰り路に入口の反対側を見ますと

 

当会館に関係されます団体、企業の木製プレートがあります

 

 

 

 

 

外に出て振り返りますと

 

大阪木材会館の外観は木材らしく

 

ブラウン系統でまとめられております

 

 

 

 

 

 

側面から見ますとこのような建物です

 

 

 

 

 

 

さて今回、なぜ大阪木材会館についてお伝えしているのか

 

 

それは、この会館は平成30年9月を持ちまして

 

今後の新会館への移転に先立ち、仮移転をされることとなり

 

 

そうです、この夏がこの建物の最後の夏となりました

 

 

幾度となく会議などでお伺いしたこの会館

 

 

ふと見上げますと

 

 

人と木と健康と

 

 

大阪府木材連合会

 

 

大阪木材会館

 

 

 

 

 

これから新しい会館で

 

新たな木材利用が華々しく展開されていくことを期待しながら

 

 

今しばらくは、この看板とレトロな大阪木材会館の文字を

 

じっと見つめていたいですね

 

 

 

SSD(SSD材)プロジェクトメンバー

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