木造社会福祉施設をご視察いただきました

2019/01/11

 

住宅建材でもありますSSD材を取り扱わせていただいております弊社では

 

SSD材をこれまで様々な建築物にご使用いただいておりますが

 

 

昨年暮れに、大阪府の淀川周辺にあります

 

障がい者福祉施設のご視察をいただきましたので

 

 

本日はその状況並びに現在の建築物の状況についてご報告いたします

 

 

 

 

 

この施設は木造2階建て、面積は897.1㎡であり

 

準防火地域に建築されております

 

 

 

 

 

竣工は平成28年3月であり

 

 

外装の木材には熱を加えて高い耐候性を持つ

 

サーモ材が使用されておりますが

 

 

その表面には保護用の塗料は塗布されておりません

 

 

 

 

 

はるばる遠方からお越しいただきました

 

木造建築関係者の皆様方に

 

 

この建物の設計、施工監理を行われました

 

有限会社 ものづくり 伊東設計工房

 

伊東正市先生から

 

 

外装部についてのご説明をいただきます

 

 

 

 

 

玄関につながるスロープ部は雨かがりもなく

 

美しく保たれています

 

 

 

 

 

まずご視察趣旨のご説明と

 

この木造施設の計画、設計、施工

 

また完工後の利用状況等についてのご質問があり

 

 

伊東先生と社会福祉法人の方から

 

それら質問についてのご説明をいただきます

 

 

 

 

 

2階バルコニー部は

 

竣工後2年9ヶ月の経過による色調の変化はありますが

 

 

太陽光や雨水等による木材の変質は認められません

 

 

 

 

 

この施設の最大の特徴は

 

 

含水率の高い原木丸太のまま

 

熱処理併用複合乾燥を行うことにより

 

木材の内部応力を緩和し

 

 

その結果曲がりや反りが少ない

 

高い寸法安定性を有する「SSD材」という

 

 

日本農林規格(JAS)機械等級区分構造用製材を採用いただき

 

 

構造計算に基づいて集成材を適材適所に配することで

 

 

杉・桧の国産製材品を主体とする施設の木造化を

 

実現いただいたということであり

 

 

 

 

 

一部の断面の大きな燃えしろ設計化粧材においては

 

山元での原木の選定、伐採から取り組み

 

現し工法による国産材活用の醍醐味が示されているところです

 

 

これらの写真の現しの構造材は全て無垢材であり

 

ラミナを貼り合せた集成材ではありません

 

 

SSD材はSSD材プロジェクトという

 

山から建設現場までを一気通貫でつなぐ体制により

 

ご提供させていただいております

 

 

本日のご視察内容は今後、木造建築推進用の資料として

 

おまとめいただけるとのことです

 

 

年末何かとご多忙の中

 

今回の現地視察にお越しいただきました

 

木造建築ご関係者の皆様ならびに

 

 

施設ご使用中にも関わりませずご対応いただきました

 

社会福祉法人の皆様方

 

 

また当施設の詳細な説明をいだきました

 

伊東先生に

 

 

厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

球磨ウッド事業部 SSD(SSD材)プロジェクトメンバー

 

 

 

 

 

 

 

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