心温まる“いい話”

2017/06/27

岩槻営業所の“くっさん”です。
今日は6/21~22に訪問した北海道の旭川で心温まる出来事に触れましたので皆さんにも感じて欲しく

ブログに書かせて頂きました。
突然ですが『君の椅子プロジェクト』と言う活動をご存じですか?

これは2006年北海道上川郡東川町から始まりました。
「生まれてくれてありがとう、君の居場所はここにあるからね」と言うメッセージを込めて、小さな椅子を赤ちゃんに贈る取り組みです。
古くから木工家具の産地として有名な旭川には優秀な家具職人が大勢居りこのプロジェクトに共鳴した第一線のクリエーターが加わった事で制作とデザインの協力体制が整ったそうです。

「君の椅子」は無垢の木材で一つひとつ手作りされデザイナーは毎年変わるそうです。

座面には名前、ロゴ、生年月日、シリアルナンバーが刻印され世界に一つだけの椅子です。

↑2017年の作品です

 

このプロジェクトが広く知られるにつれ「個人でも参加したい」と言う要望が全国各地から寄せられるようになったそうです。その声に応え2009年に参加費用を負担頂く事で個人でも参加できる「君の椅子倶楽部」が誕生。小さな椅子が繋ぐ輪が少しずつ全国に広がり始めているそうです。

希望の『君の椅子』

2011年3月11日、未曽有の大災害となった「東日本大震災」が発生。想像を絶する状況の中、岩手・宮城・福島では104名の新しい生命が産声を上げていました。プロジェクトでは未来への希望を携えて生まれてきた子供たちに、たくましく健やかに成長して欲しいと言う願いを込めて「君の椅子」を贈ることを決め、2012年3月迄にお名前の判明した98のご家族の元へ希望と言う名の「君の椅子」を送り届けたそうです。

↑2011年の作品

 

震災から6年、贈られた希望の「君の椅子」は今も家族の支えとなっており大切な存在となっているそんなお手紙を拝見して胸がジーンとなりました。

今回はIFDA(International Furniture Design Fair Asahikawa )に参加し家具の素晴らしさとは別に心温まる地域活動も知る事ができ大変貴重な経験が出来ました。

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